エクセルのプルダウンを連動させて隣の選択項目が変化するリストを作成しよう！

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2025年3月26日

歩君

エクセルのプルダウンを連動させて、となりの選択項目が変化するリストの作り方を教えてください。

ライクさん

隣のセルを選択したら、隣のセルの項目が自動で変化すると入力が楽になるよね。セルが連動するプルダウンの作り方を教えるね。

エクセルのプルダウンは、前に選択した項目に連動させて次の項目が絞り込まれるように設定できます。

その他にも、プルダウンとIF関数やVLOOKUP関数を組み合わせて使用すると、連動させたセルに文字や数字を自動で表示させることもできます。

エクセルのプルダウンを連動させて隣の選択項目が変化するリストを作る簡単ステップ

1段めの項目を同じ行にして元データを作成
1段めのプルダウンを挿入
1段めの隣の列に2段めのプルダウンを挿入し、INDIRECT関数を使って元の値に1つ前の列のセル番地を指定する

エクセルのプルダウンを連動させる方法をマスターしておくと、入力作業が楽になります。

本記事では、前のセルで選択した項目に合わせて隣のセルの項目が変化するリストの作成方法をわかりやすく解説していますので、参考にしてみてください。

エクセルでプルダウンは簡単に作成することができます。

プルダウンに連動させる機能のほかに色を変える機能などを追加して、効率よくデータが入力できる資料を作成してみてください。

エクセルのプルダウンが連動して自動で隣のセルの入力項目が変わるリストの作り方

エクセルでセルを連動させると、複数のプルダウンを挿入したときに隣のセルの入力項目が自動で変わるリストを作成することができます。

連動したプルダウンは、選択肢が絞り込まれるので入力ミスを防ぐ効果があります。

このようなプルダウンを作成したい場合は、リストの元データの部分を2段階で変化するように作成しておきましょう。

今回は、同じシート内に元データを作成する方法で手順を解説していきます。

STEP

シート内の空いているセルに元データのリストを作成

シート内の空いているセルに、このような形でプルダウンの元データを作成してください。

STEP

1段めのプルダウンの範囲を選択

1段めのプルダウンを挿入する範囲を選択します。

STEP

「データの入力規則」を選択

「データ」タブをクリック
「データの入力規則」のアイコンを押す
「データの入力規則」を選択

STEP

条件を入力

「設定」タブをクリック
入力値の種類の下向き矢印をクリックして「リスト」を選択
元の値の枠内をクリック
1段めの項目範囲「K4:M4」をドラッグ
「OK」をクリックする

STEP

1段めのプルダウンが挿入された

1段めの「総務部・製造部・営業部」を選択するプルダウンを挿入することができました。

STEP

2段めのプルダウンを挿入する範囲を選択して「データの入力規則」をクリックする

2段めのプルダウンの範囲を選択
「データ」タブをクリック
「データの入力規則」のアイコンを押す
「データの入力規則」をクリックする

STEP

元の値に「INDIRECT関数」を挿入

入力値の種類を「リスト」に変更
元の値の枠内をクリックして「=INDIRECT(D6)」と入力
「OK」をクリックする

ライクさん

INDIRECT関数は、参照するセル位置をずらす関数だよ。
引数は、1段めの青枠のセル番号を指定してね。

STEP

表示されたのメッセージ画面の「はい」をクリックする

データの入力規則の「OK」をクリックすると、「元の値はエラー値と判断されます。続けますか？」というメッセージが表示されます。

この画面が表示されたら、「はい」をクリックしてください。

STEP

D列の選択した項目に合わせてE列が変化するプルダウンを挿入できた

D列で選択した項目に合わせて、E列の項目が変化するプルダウンを挿入することができました。

INDIRECT関数は、参照するセルをずらす関数です。
INDIRECT関数を使うと、数式自体は変更せずに数式内で使用している参照セルを変更できます。

IF関数とVLOOKUP関数でセルを連動して文字や数字が自動で表示されるプルダウンを作成する

歩君

商品名を選択したら自動で単価が表示されるようにすることはできますか？

ライクさん

そういう場合は、プルダウンとVLOOKUP関数を組み合わせてみよう！

プルダウンとVLOOKUP関数を組み合わせて連動させておくと、プルダウンで選択したテキスト名の単価を自動表示できます。

今回は、VLOOKUP関数だけを挿入した場合とIF関数を組み合わせた場合の違いをわかりやすくするために、VLOOKUP関数を挿入したあとにIF関数を追加する手順で紹介しています。
単価のセルに計算式を入力するときに、最初からIF関数とVLOOKUP関数を組み合わせておけば、計算式をコピーし直す必要はありません。

STEP

A列にテキスト名が表示されるプルダウンを挿入

A列にテキスト名が表示されるプルダウンを挿入していきます。

STEP

プルダウンを挿入する範囲を選択して「データの入力規則」をクリックする

プルダウンの挿入範囲を選択
「データ」タブをクリックする
「データの入力規則」のアイコンをクリック
「データの入力規則」を選択する

STEP

リストを選択して「元の値」を入力

入力値の種類を「リスト」に変更
元の値の枠内をクリック
テキスト名が入力されている範囲をドラッグする
「OK」をクリックする

STEP

単価のセルにVLOOKUP関数を挿入

「B4」のセルをクリック
「=VLOOKUP(A4,$G$4:$H$11,2,0)と入力

VLOOKUP関数は、指定したセルに文字が入力されると引数の範囲内の表にある文字に対応した列の値を返す関数です。

VLOOKUP関数の構文：=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索の型）

検索値：A4(プルダウンで入力するセル番地）
範囲：テキスト名と単価が入力されている表の範囲（表の範囲は絶対参照で指定する）
列番号：単価が入力されているのは2列目なので「2」を指定
検索の型：完全一致を意味する「0」を指定

STEP

テキスト名を選択すると単価が表示された